人気の浴衣
浴衣は安価で着付けも簡単なため日本人に最も受け入れられており、子供からお年寄りまで幅広い人気です。浴衣は元々湯上りに着用していた着物なので、涼し気に見えるよう、白地や藍地、紺地に秋の草花を染めた柄が一般的です。しかし現在では和服ブームに伴い10代から20代対象の洋服ブランドもこぞって浴衣を製作・販売し始め、原色ベースのカラフルなプリントを施したものも多く出回っています。昔からある白地や紺地に古典模様の浴衣は「古典的」、今風の鮮やかな彩りの浴衣は「ブランド浴衣」と言われます。ブランド浴衣の中には、彩りの鮮やかさに加えて生地や素材が斬新なものがたくさんあります。
特に、現在人気なのはレースの浴衣。ピンクや赤紫などの女性らしい色に白でさりげなくレースの模様が入っているのです。遠めに見ると、レースが生地から浮き出たようにも見え大変美しい浴衣です。また、長さも短めなものが売り出されるようになりました。
もともと浴衣はたけをみじかめにし、足首がでるように着ますが、現在売り出し中のものには膝丈の浴衣もあります。対象年齢は主に小学生から中学生むけで比較的低年齢層に人気があるようです。動きやすいため、小さな子供も転ばずに歩くことができるようになっています。更に、お手入れがしやすくなっているのも現在の工夫のひとつです。
浴衣のお手入れには頭を悩ます人も少なくないと思いますが、今の浴衣は家庭の洗濯機で簡単に洗うことができるものが多くなっています。中には防しわ加工が施してあるものもあり、家でジャブジャブ洗って干しておけば洗いざらしのまま次もきることができます。
また、浴衣生地自体の工夫だけでなく浴衣にあわせる小物類もいろいろと新しいものがでています。例えば、帯。現在は半幅帯とよばれる幅15センチ程度の短いものが人気があります。これは、通常の長さの帯よりも結び方が簡単でゆかたを着慣れない人にも簡単に結ぶことができます。更に、リバーシブルのものも多く一本でイメージの違う浴衣とあわせることができる点で便利です。
また、アクセサリーと浴衣の組み合わせが今年の流行です。アクセサリーといえば洋装のイメージですが、それをあえて浴衣という純和風なものと組み合わせることでより浴衣を身近なものにすることができます。人気の浴衣の傾向としてお手軽さがキーワードになるようです。手入れも普通の洋服となんら変わらず、普通の服と同じようなアクセサリーをして普通の服と同じような感覚で浴衣を楽しむ。これが今の浴衣ブームの本質のようです。